今日もとてもいい天気。
満開のマメザクラに、メジロ2羽がさかんに恋している。
春の顔もいろいろ、花の顔もいろいろ、人の顔もいろいろだ。
春だからといって、どれもこれもニコニコしているわけでもない。
過日、歯医者さんに、Tシャツの後ろの首あたりに、「かお かお
どんなかお」と書かれたものを着て治療を受けていたら、歯科衛生
士の方が、面白いことが書いてあるけど、これは言葉だけ書いてあ
るのですかと聞かれて、答えは胸に描かれていますけど、胸を見ま
すかと言って、シャツの胸の絵を見せたら、ビックリされて大笑い
だった。
実は、その絵は、絵本の表紙で、何年か前に買って、大切に着てい
るTシャツだ。
今日は、その中にいろいろな顔があるので、少しお見せしておきたい。
柳原良平作『かお かお どんなかお』こぐま社 1988年
柳原良平さんは、キャラクター「アンクル トリス」を考案したデザイナーであり絵本作家でもある。TVコマーシャルのトリスおじさんで有名になった方だ。
絵本の中は、いろいろな顔が出てきて、ビックラコンだ。顔は、こんなにも単純で、誰にでも書ける簡単なものだということで、まず顔の基本形の描き方からはじまる。
まず、次の顔の描き方だ。 かお
かお に め が ふたつ
はな は ひとつ
くち も ひとつ
このように顔は簡単に書けてしまう。さて、顔は一つの顔だけではない。いろんな表情でいろいろ変わる。この変化が、難しいのだ。どうやればそれらしい表情がつくれるか、試してみよう。楽しい顔、悲しい顔、笑った顔。
泣いた顔
怒った顔
段々難しくなる。単純に顔の表情と言うけど、それらしく描くことは、たやすくない。眠った顔、逞しい顔、困った顔。今度はかなり難しい。甘ーい顔を描いてみよう。やっぱり柳原さんはうまい。
今度は、反対の顔で、からい顔。
いたずらな顔
すました顔もむずかしいが、いい顔はもっと難しいかもしれない。
さてさて、それでは、おしまいの サヨナラの顔でお別れだ。
顔にもいろいろだ。だから顔は素敵なんだ。時間があったら、いろんな顔を書いて、顔の表情を楽しんでみよう。泣き顔が、いつも笑い顔になったらいいのだけどね。
=================================