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盛夏に汗を流して生きる




暑いときには、スイカのタネ花火

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今日は、8月1日。早くも8月に突入だ。
日々異常な酷暑が続く。
息苦しい猛暑と戦いながら、懸命に生きておられる
皆さんに、大好きな雨田光弘さんのネコの絵を真似て、
暑中見舞いを描いてみた。

「暑いときには、動いた方がいい」と、年甲斐もなく、
奥琵琶湖の林の中に花を求めて入り込んだ。けなげに
一株だけナツエビネの花が咲いていた。例年より遅い
ようだ。貴重な一輪がより美しく見えた。

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           ナツエビネ(於マキノ 2017・7・31)

オニユリやオカトラノオなども咲いていたが、深い緑の中の
ヤブカンゾウのオレンジ色は、ひと際、鮮やかさが際立って
いた。

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       ヤブカンゾウ(於マキノ 2017・7・31)

カンゾウとは対照的に、人目につかないところで、カラマツソウ
が楚々と咲いていた。ミヤマカラマツソウかと思われるが、カ
ラマツソウの種類は多く、判明が難しい。

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       ミヤマカラマツソウ?(於マキノ 2017・7・31)

夏に咲く花の種類は少ないので、一つひとつが愛しい。
花の後は、昼の弁当。今回は、道の駅で買った弁当を緑の
マキノ高原で食べた。おいしい空気と一緒に食べる弁当
は最高だ。その後、ノンビリ温泉に入ったら、疲れが出て、
眠い眼を励ましながら50分ほど運転して帰宅した。

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花でも花火は、火の花だ。全国で毎晩のようにどこかで花火
が上がっている。琵琶湖でも、花火と雷の区別がつけにくい
ぐらい大小の花火大会が開催されている。今日も、近くのお
ごと温泉納涼花火大会、4日は長浜で、メインのびわ湖大花火
大会は大津港周辺で8月8日だそうだ。

花火の絵本にどんなものはあるのか、書棚を見ていたら、何
冊か出てきた。花火の絵本で、花火を見て涼しくなるのも一
つの方法かもしれない。
関西で一番有名な大阪の天神祭奉納花火は、7月25日に終わっ
た。この祭りは、絵本にもなっていて、今江祥智文、長新太絵
『なんでんねん天満はん 天神祭』という大作がある。少し文
章が多く、時間がかかるので、ゆっくり天神祭を楽しんでもら
いたい。

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美しいものが、一瞬のうちに消えてしまう。はかないこと
と言えば、はかない。美しいものの寿命の短さの喩えと
して、花火が取り上げられることは多いが。その美しい花
火がどれだけの長い時間をかけて、苦労して作られるか。そ
れを知ったら、もっと花火が美しく見えてくるだろう。
そんな花火ができる工程と、花火を打ち上げる工夫と仕掛け
の技術を細かに教えてくれる美しい絵本が2冊ある。
たかとうしょうはち作『はなびのはなし』もう1冊は、
山ともこ『はなび』
だ。この2冊で、花火のことは全てわか
るだろう。美しい本でもある。

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花火は、昔から、地域のお祭のひとつとして根づいていた。
家族そろっての1年に1度の楽しみだった。そんな昔の情景
を映し出した絵本に、新沢としひこ文、あべひ弘士絵『しん
ちゃんのはなび』
がある。昔懐かしい地域愛と家族愛が、は
じけている花火祭の原点を見るようなほほえましい絵本だ。

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人間だけではなく、動物たちも山の上から花火を見ている
のだ。おくはらゆめ作『みんなのはなび』は、タヌキのボ
ーちゃんは、花火を見ているうちに、自分も花火になって
打ちあがる。それを見ていた仲間のウサギたちも、本物の
花火と一緒になって、打ちあがって、花火が終わってもま
だ、眼がチカチカ、キラキラと輝いている。
ハチャメチャな話だが、読んでいるこちらまでもが、花火
と一緒に打ちあがったような気持にさせられる。こんなユ
ーモア・ナンセンスもいいものだ。

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花火の絵本で、個人的に好きなのは渡辺有一作『ねこの
はなびや』
だ。しろねこぐみ、くろねこぐみ、とらねこぐ
の3組に別れての花火大会。どこが優勝するかの競い合い。
仕掛け絵本になっており、趣向をこらし、花火の種類の美し
さと奇抜さを競い合うのだが、大きな仕掛けで数倍にも魅力
を高めている。見ていて、ドキドキ感とワクワク感は、大人
も子どももないくらいに、はじけ飛ぶ。とにかく楽しい絵本だ。
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花火は、なんといっても、打ち上げのその場で観るのが一番
いいのに違いないが、絵本でも楽しんでみたいものだ。

今年も今日の午後10時に、新潟県長岡市で、慰霊の花火・白
菊が打ち上げられた。テレビで見たが、とても美しく、心に
深く残る真っ白な花火で、思わず頭を下げた。



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Commented by こあら at 2017-08-02 23:33 x
雨田光弘さん風の、楽しい猫さんで
うれしい嬉しい暑中見舞い、ありがとうございます。
職場で、たっくさん洗濯物と、乾燥機の熱風に囲まれ暑くて暑くてボーとしてしまい、思考停止になってしまいました。せっかく用意したお弁当を何故か半分を家に置き忘れちょっとさみしい昼食タイムになってしまいました。
あ〜っ??何言っているのか・・・
あまネコさんと、可憐なナツエビネにほ〜っとしました。
花火は、今は、大好きですが、小学生までは、あの強烈な音が苦手で、もっぱら庭先で、家庭用花火を楽しんでいました。
暑いけど、花火、商店街の七夕祭り、海水浴、地域の盆踊り大会など、夏ならの楽しみは、子どもの頃のかけがえのない思い出です。子どもたちが、心に残る夏を過ごして欲しいです。
Commented by ehondamari at 2017-08-02 23:57
こあら さん
とにかく暑い毎日ですね。
この中で働くのは大変なことかと思います。くれぐれも、体には注意して、水分をたくさん摂ってください。
暑中見舞いの絵を褒められて恥ずかしいです。でも嬉しくもアリアス。花火のように、いい気になって飛び上がって破裂しそうです。
Commented by midorigame at 2017-08-04 19:54 x
本当に真日暑いです。今日は、こちらは久しぶりに35℃の猛暑日になったようです。
夏の風物詩「花火」はいいですね。夜空に咲く大輪の花は子供だけでなく大人もう~っとりと楽しめますよね。
先生の「猫ちゃん」の絵、久しぶりにう~っとりしました。
私も最近は、どうせ暑いのですから汗をかこうと夕方ウオーキングに励んでいます。
先生も無理をしないように夏を楽しんでくださいね。
Commented by ehondamari at 2017-08-04 22:54
midorigame さん
お忙しいところをコメントをありがとうございます。年賀状を出さなくなったので、コメントでつながっていられることは、とてもいいことだなと感じるようになりました。
人間のつながりは、どうやればいいかということを考えていかないといけませんね。電話よりは、書くということの方が、正しい理解が深まりますね。コメントに感謝します。
暑いのですが、毎日が勝負だと元気を出しています。
Commented by midorigame at 2017-08-05 21:04 x
”人間のつながり”ですか~。真剣に考えたら難しいですが、きっと直感というか「好き」っていうかそういう感情を持続できたらいいんじゃないかなあと・・・・。あとは、相手に対する思いやりがあれば”つながっていける”と思うのは私だけですか~??先生が「好き」(変な意味はありません、あしからず。人間としてという意味で)だから、ず~っとこうやって続いていると思います。先生も、きっとそうだと思うんですけど・・・。電話だと、考えをゆっくりかみしめて話すということは困難な場面もあると思いますが、書くことは色々と考えて書かないと誤解を招くこともありますから、相手のことを十分に考えてかけると思うんです。
たまに酔っぱらって無茶苦茶書くこともありますが、これだけ書くのに30分くらいかかってるんですよ~。
まだまだ元気でいてくださいね、。(今日は、ちょっと酔っぱらいかも)
Commented by ehondamari at 2017-08-10 14:25
midorigameさん

なんだか酔っぱらってらっているのでしょうね、何を言っているのかよくわかりません。しっかりしてくださいませ。
気が付くのが遅くなりました。
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by ehondamari | 2017-08-01 18:13 | 絵本と子育て・保育 | Comments(6)

絵本で潤いのある生活を楽しむ


by ehondamari