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学会は堅く、私は柔らかく


学会が笑いと拍手の渦~これは何事だ!

10月7日、餃子の街、宇都宮に向かった。
日本LD学会第26回大会に参加するためだ。
私は会員ではないのに、なぜか参加することになった。
到着の夜は、「石の蔵」という瀟洒な大谷石造りのお店
での夕食だった。これには大いに満足。でも、半分不満な
のは、翌日の11時20分から出席するシンポジュウムの
ことが頭から離れないことだった。要は、自信がなかった
からだ。
シンポジュウムの「オノマトペ絵本での読み合い遊びと子
どもの育ち」という、いかにも難しそうなテーマを見ただ
けで頭がくらくらする。
オノマトペ絵本の魅力とその読み合いを話すのが、私の役目
なのだが、絵本の内容とその読み方を話すためには、絵本を
実際に読むしかない。でも学会でこのようなことが許されるの
か、心配だったが、どうせのハゲおやじだから怖いものはな
いと決意して、パワーポイントを準備していただき、『リズム』、
『でんしゃはうたう』、『だっだぁー』
の3冊を読んでしまった。
もちろんこれだけではない、ちゃんとした?話もした。つもり?
だ。それにしても、かなり決断のいる暴挙だった。

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『でんしゃはうたう』を読む(2017・10・8 於栃木県総合文化センター)
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シンポジュウム会場(2017・10・8 於栃木県総合文化センター)

会場は、500名以上の参加者で、ぎっしり席は埋まっていた。
しかしながら、挨拶の冒頭から、心配とは裏腹で、爆笑と拍手
喝采の中にいる自分にうろたえてしまった。
”このハゲ!!と笑われてしまったのかな~♫”
この状態を、いいように判断したらいいのか、嘲笑を浴びてい
るのか、わからないまま、終わった。学会で、笑いと拍手で沸き
返ることは、まず記憶にはないことだ。そのように言っている先
生もおられた。未だに、良し悪しの判断がつかず悩んでいる。

終わって、楽屋口から外に出たら、かの有名な評論家の柳田邦男
氏がわざわざ足を運ばれて、私を待っておられた。話を聞かせて
いただきましたよと名刺を出されて、名刺を持たない私に住所を
教えてと言われて、ただただ驚くばかり。何かお叱りを受けるの
か今から心配でならない。付き添いの年配の女性が、「先生の話
に失礼ですが笑ってしまいました」と言われ、なぜだろうとわか
らなくなってしまった。柳田氏の奥様は、有名な絵本作家のいせ
ひでこさんだ。
実は、氏とお会いするのは2度目だが、1度目は、挨拶程度だっ
たので、お互いに憶えていなかったのではないかと思う。
慣れない所で、慣れない話をするだけで、疲れ果てた。

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柳田氏にお会いした記念に1冊の絵本を紹介しておきたい。
いせひでこ作『木のあかちゃんズ』は、木の子どもたちが、
秋になると、、それぞれの木の特徴に合わせて、飛んでいき
未来の芽吹きに向かって備える、何ともかわいい話だ。ほっ
こりするというのはこういうことなのだろう。今からがその
季節になるのだろう。

宇都宮では、餃子を食べることはできなかった。食べるもの
で宇都宮の人々の一番人気は、おすしだと聞いていたので、
密かに、おすしを食べる予定だったが、それもかなわなかっ
た。えてしてこんなものだろうと思う。シンポジュウムの司
会をしていただいた旧知の友の都筑先生と、ビールで乾杯し
て、別れた。「会える今度」があるのか、少々自信はない。


東北新幹線のやまびこは、今回が初体験だった。乗ってしま
えば、のぞみと変わらないのに、なぜかうきうきしてしまう。
宇都宮駅で、撮り鉄に変身して、写してみたが、うまくいかな
かった。

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帰宅してすぐに見た絵本が、コマヤスカン作『新幹線のた
び~はやぶさ・のぞみ・さくらで日本縦断~』
だ。この絵本
はなかなかの優れモノで、土地勘に自信がない者にとっては、
とても助かる。立体的で、パノラマ仕立てになっているので、
新幹線の旅を体験しているような錯覚に陥る。

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久し振りに、散歩を兼ねて、里山へ出かけたら、秋の
花々が咲き誇っていた。
自然の中に咲く花々を見ていたら、ホッとして落ちついて、
元気を取り戻した。

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           ツルボ(2017・10・9 於伊香立)
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          ナンバンキセル(2017・10・9 於伊香立)








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Commented by なつこ at 2017-10-12 09:31 x
先生めっちゃ精力的ですね!
餃子は食べれなかったんですか!
餃子の王将行かねばですね。

先生の本、昨日本屋に取りに行きました。
永久保存版として大事に使っていくことを約束します。
小学校教諭の兄にも早速表紙の写真を送ったら、
「めっちゃほしい!!」と言われたので2冊目を送りました。
毎月こどもたちのために山ほど本や絵本を購入しているようなので喜ぶことだと思います。
Commented by ehondamari at 2017-10-12 10:39
なつこさん

本を買っていただいたそうで、感謝申し上げます。
お兄さんが小学校の先生だったのですね。是非たくさんの絵本を子どもに読んであげて欲しいです。
スマホやゲームより、絵本の方が面白いぞと思ってくれるといいですね。小学生はどんな本を喜ぶのでしょうか。
餃子は、現地では食べられなかったので、宅送して、家で食べています。普段、にんにくは食べないので、餃子を食べると体が熱くなります。
また本の感想を聞かせてください。
Commented by 理恵(タイラ) at 2017-10-30 01:51 x
先生☆ご無沙汰しております。
我が子はだっだーが大好きで生後半年から2歳になった今でも愛読させてもらっています。
絵本が大好きで毎晩3冊〜5冊は読んで親子で楽しい時間を過ごしています♩
12月末には2人目の出産もあり、11月から里帰りをさせてもらいます☆
また機会があればお会いできることを楽しみにしております☆
Commented by ehondamari at 2017-10-30 07:09
理恵さん

随分とご無沙汰です。お元気のようで何よりです。
お子さんは大きくなられたのでしょうね。12月には2人目のご出産とか。おめでとうございます。
毎晩3~5冊絵本を読んでいるとのこと。大変だけど嬉しいことですね。スマホで遊ぶ子どもが多くなったと聞きますが、絵本を読んでもらえるお子さんは幸せです。
『だっだぁー』を読んでいるようですが、どんな読み方でやっているのか聞きたいものです。
出産までは、毎日が大変かと思いますが、十分体に気を付けてください。無事出産を祈っています。
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by ehondamari | 2017-10-09 23:36 | 絵本と子育て・保育 | Comments(4)

絵本で潤いのある生活を楽しむ


by ehondamari