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夏休みの課題研究



調べることは楽しいこと

昨日、年に1回の胃の内視鏡が終わった。
若い男の先生で、無口。その足りない分を看護士が必死
でカバー。8分ちょっとで終わったと思うが、終わって
も、先生は無口。おそるおそるいかがでしたかと尋ねる
と、食道炎がありました(これは15年近く前から言われ
ている)その他は、ガンに関係するようなものはありませ
んでした。
もう少しコミュニケーションを取りたかったなと思いな
がら、お盆の13日の炎暑の中を帰宅した。23日に担当医
師から診断が下される。今からドキドキだ。こんなことを
22年間も続けている。これは必要なことかな。

小学生にとって、残り少ない夏休みで、課題研究のラストスパ
ートだ。やらされていると思うと嫌なことになるだけだ。
まずは何かに興味を持って、徹底的に興味の対象を調べまくる
と、面白くてやめられなくなるものだ。いやいやではなく、や
りたいという好奇心を育てたいものだ。
我が家のルリタテハの飼育記は、我が家の虫の神が、ルリタテ
ハに興味を持ち、そのルリタテハを敵から守り、どうすれば飛
び立たせられるのかといったルリタテハの救命が大きなテーマ
となって救命飼育がはじまった。
課題研究の足掛かりになる楽しい本を1冊、書庫の奥から探し出
した。これは面白い。相当刺激を受ける。
岡本信也/岡本靖子文・絵、伊藤秀男絵『町のけんきゅう』福音
館書店

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お父さんとお母さんとその娘が、街で鵜の目鷹の目
で興味の対象を見つける。
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食堂が多い町で、カレーをつかった食べものを調べはじめる。
好きなカレーライスを見ているうちに、カレーを使った食べ
ものがたくさんあることに気づく。作者が、愛知県出身だか
らか、カレーうどんではなく、カレーきしめんが載っている。
それらをまとめたものが、次の写真のようになる。

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この女子は、「のぼりとはた」についても調べて、全てき
ちんと絵にしてまとめている。
お父さんの研究は「カンのふた」「変わった植木ばち」「
もの売りの声」等。もの売りの声は、対象物は絵に、その
音は、言葉にして書いている。例えば「イシィヤァーキイ
モォ―ヤキィーモォー」といった具合だ。
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      カンのふた

お母さんの研究は、「もの干しと干し方」「おばあさんの
はきもの」「お店の人のエプロン」等
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        もの干しと干し方

お父さんとお母さんの研究は、まだまだある。かわった
ゆうびんばこ、げんかんのあかり、クーラーの置き方、食
品トレー、すわり方、しぐさ、つりかわの持ち方、足の組
み方、カサの持ち方等々。これ以外にもたくさん書かれて
いる。
参考のために、一部の写真を載せておきたい。
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               足の組み方
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             お店の人のエプロン
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          ハンバーグ定食の食べる順序
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     おじさんたちの頭&女性バッグの種類
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             手のつなぎ方

とりあえずは、見ての楽しみというところだ。探求心、好
奇心、発見というものは、このような身近にある物に興味
を持って、かかわるところからはじまるのだ。押しつけはだ
め。好きになることが、まずは一番大切なこと。そのため
には周囲の環境が豊かで、活性化していることだろう。
今一度、身の周りをよく見て、生き生きしているかどうか、
観察して、研究への出発点にしてもらいたい。
研究課題は下手でもいいから、自分が好きでやってみたい
ことから手をつけてみよう。
スイカ一個いっこに種はいくつあるか、その違いはどう
してかなど、つまらないと思うことからはじめるといい。
私は、おにぎりとお結びと、おにぎらずの違い、コンビニ
間のおにぎりとお結びの呼称、大きさ、具の量に違いなど
を調べてみて、はまってしまった。今では、おにぎりの世
界一の研究者になったつもり。これはかなり怪しい。そん
なはずはない。
小学生のみなさん!課題研究は楽しんで自分にしかできない
ことをやってみましょう。




Commented by こあら at 2018-08-17 23:17 x
お久しぶりです。スマホからコメントする事が出来ず落ちこんでました。何故か、5度も途中で行方不明に⁉️
今日は、大丈夫かな・・・
「町の研究」は、子どもたちが自由研究をやりたくなりそうですね。
ルリタテハの幼虫は、精一杯頑張って「私に触ってたら、痛いのよ!」と主張していて、美しいです。私の身近な所では、ツマグロヒョウモン蝶の幼虫が、赤く痛そうです。園庭のパンジーの葉を食べ尽くしてしまいそうなたくましさで、飼育すると、あちらこちらとパンジーの葉を探しことに明け暮れました。子どもたちと一緒に、羽化の瞬間に驚き喜びあいました。
今頃ですが、やっと「たぬきの花よめ道中」を、ジャンク書房で見つけを買うことが出来ました。嬉しい!たぬきの花よめの瞳が、良いですねぇ
ハーグから、やっとやっと親友が一時帰国してます。彼女が日本にいる間に、少しでも元気を戻すことがが出来るようにと思いながら会ってます。
Commented by ehondamari at 2018-08-18 11:42
こあらさん

元気でしたか。心配していました。ハーグのお友達は帰国したのですね。一時的にせよゆっくりしていただきたいものです。
町の研究のブログは、地味ですが、ちょっとした発想が、生活に潤いを与えることを教えてくれます。絵本の住所録もそれに近いようなものです。大人の方には興味ないのか、いまいちアクセスがなく、残念に思っています。子ども心を持ち続けてもらいたいものです。それが好奇心だし、センス・オブ・ワンダーです。
ルリタテハは、時々顔を出してくれます。元気のようです。
昨日から秋のような涼しさでしたが、今日は、少しずつ熱くなってきています。風が涼しいので、少し朝の散歩に出てみました。お盆が過ぎると、さすがに琵琶湖への観光客は減るようで、今日の道路はガラガラです。やっと静かな湖が戻ってきます。
どうかお元気で。
Commented by at 2018-08-18 14:28 x
お久しぶりです。
聖母の福田さんと言ったら先生わかるかな?
メッセージ送れなくてコメントにしました。今も超仲良しのYちゃんからURL聞きました。

私は2年前にさらっと教師を辞めちゃったりなんかして、今はカナダで保育士なんかしちゃってたりします。絵本読んでます。はらぺこあおむしとか。
日本の絵本をさらっと英語で読めるようになったらいいけれど、まだまだ何年もかかりそうです。

またブログに遊びに来ます。
雇われライターもしていますので、こちらのURLも貼ってます。今自分独自のブログページを構築中なので、できたら告知するかもです。
日本に一時帰国したら、また会えたら嬉しいです。
先生いつまでも元気でね。
Commented by ehondamari at 2018-08-18 15:38
福さん
何となくわかります。きっとそうだろうと思います。
なぜカナダへ行かれたのでしょう。何人かがカナダへ行っておられますが、連絡はきません。
カナダの絵本はいかがですか。外国の絵本事情も知りたいものです。
そのうちカナダの絵本を翻訳して、日本で出してください。
私のブログは長すぎて迷惑がられていますが、一回一回しっかり書いていこうと思っています。コメントが届くのを待っています。あなたのURLは見当たりませんでした。
Commented by at 2018-08-19 14:24 x
ホームページ入れました。
また見れなかったら、ホイクペディアで検索したら出てきます。ちょうどタイムリーに何故カナダに行ったのか的な記事が最新になってます。
Commented by at 2018-08-19 14:26 x
たぶん、名前クリックしたらホームページに飛びます。私飛びました。
Commented by ehondamari at 2018-08-19 16:21
> 福さん

ブログを見る前に返事を書いておきます。
私のアドレスです。
fhitoshi@proof.ocn.ne.jp
です。
Commented by なつこ at 2018-08-21 14:05 x
こちらの絵本もめちゃめちゃ楽しい絵本ですね。
自分でもじっくり読みたいし誰かにも教えてあげたくなります。

仕事が一息ついたので先生のブログを読み漁っています。
Commented by ehondamari at 2018-08-21 14:37
なつこさん

ありがとうございます。暇を見つけて、書けるものをどんどん書こうと思っています。残せるだけ残しておきたいです。見てくれる人は少ないのですが、足跡だけは残しておこうと思います。
各テーマは毎日、思いついたものを書くのですが、それにマッチした絵本が結構あるものです。『町のけんきゅう』面白いでしょ。
この面白さのわからない人は、好奇心がないのか、鈍感な人です。それとも人生に退屈している人でしょう。男の所作研究をしてみてください。意外とあほらしくなると思います。
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by ehondamari | 2018-08-14 11:41 | 絵本と子育て・保育 | Comments(9)

絵本で潤いのある生活を楽しむ


by ehondamari