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梅雨晴れの和邇浜散歩



昨日の疲れが残っているのかどうかも分からないまま、
今朝は、いつもより早く目が覚めた。
これは、散歩に限ると、相方を無理矢理誘って、和邇港と浜へ
出かけた。土曜日なのに、釣り客はあまりいなかった。
和邇港では、早々、漁から帰港した船から様々な魚が下ろされて、
次々、魚の小売業者の手元へと渡されていた。
買うことはできますかと気いたら、漁港の大将が、丁寧に説明して
売ってくれた。購入した魚は、ワカサギ。小粒だったが、佃煮か、
かき揚げにはいいかと買ってみた。ホンモロコもあったが、今回は、
買わなかった。

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少々小ぶりのホンモロコ

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                 ワカサギ

湖は、靄のようなものがかかっていて、あまり視界は良くなかった。
梅雨の空独特の、どんよりと濁った空だった。

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遠方は霞んでよく見えない。水中にある黒いものは、琵琶湖特有の
「魞(エリ)」という捕獲用の仕掛けだ。

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こうした湖を見ながら、コンビニで買ったおにぎりを、湖畔の庵で
食べたが、これはこれで格別の味がする。食欲も出る。

浜を訪れるたびに、はじめての草花に遭遇する。不思議な縁だ。
今日も名前なしで、はじめてお目にかかった花々を紹介してみたい。

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                                                          ノビル?
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大きな岩のようなキノコにまで出合った

港から離れて、帰宅しようと思ったが、時間的には、まだ朝なので、
湖畔のカフェによって、またまたモーニングセットを食べてしまった。
こんなに食欲のある二人は珍しい。早起きは大食いのはじまりかも。
名古屋に本店のあるカフェなので、モーニングが豪華だ。でも名古屋
に比べたら、少々高すぎると思う。


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# by ehondamari | 2023-06-10 12:10 | Comments(0)

梅雨晴れでやることは



今日は1日雨だと覚悟していたが、思いがけず、雨は降らなかった。
庭の伸びる木を剪定するのは、こんな日しかないと、1日剪定に明け暮
れた。成果は上がったが、ひどく疲れた。明日の腰と臀部が心配だ。

暑い中での、一服は、ホッとコーヒーに限る。
今日の一杯の写真を載せる。

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コーヒーのお供は、埼玉県熊谷から送っていただいたの芋の焼き
かりんとうだ。

頑張っていると、何故かいいものが届く。
父の日を前にして、鹿児島から大好きな有名な芋焼酎が2本も届いた。


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「伊佐美」は誰もが知る銘酒だが、「萬膳庵」なる焼酎は、はじめて
だ。おいしい焼酎の条件をすべて満たしている。味わうのがとても
楽しみだ。
これで疲れは全てぶっ飛びそうだ。
疲れた時は、ブログで絵本を紹介するのはお休みして、嬉しさを届け
させていただきたい。

明日は頑張るぞー!

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# by ehondamari | 2023-06-09 22:07 | Comments(2)

パパとぼく その信頼関係とは?

昨日、父の日関連絵本を取り上げた。
今日はその第2弾だ。
昨日の『おとうさん ぼくね・・・』の作者長谷川義史さんの
奥さんあおきひろえさんの絵本を選んだ。

あおきひろえ作『パパとぼく』絵本館 2004年

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タイトルまで昨日の絵本とそっくりだ。
今日の絵本『パパとぼく』は、あおきさんがW.サローヤンの
『パパ・ユーア・クレイジー』にインスピレーションを得て
書かれたということだ。

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残念ながら、私はこの本を読めていない。
はたして、どのような内容か、早速中へ入っていく。

今朝、一番に起きたのがぼくで、パパはその次だ。
紅茶とドーナツと豆の朝ご飯を食べながら、今日は何をするか、
話し合った。
なんともバランスの悪い朝ごはんのような気がするが、
これはその人の好みというものだろう。

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とりあえず、車で行くことにした。いろいろトランクに詰め込んだ。
地図は持たないで行きあたりばったりの旅に出る。
この目的を決めないで旅へ出るのが特徴のようだ。なんとも大胆だ。
とにかくどんどん走った。
いくつもの山を登ったり、川を渡って走り続けた。

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うとうとしていて、気がつくと、どこかのガソリンスタンドでパパは
水筒のコーヒーを飲んでいるところだった。ぼくは、また目をつむった。
やがて、古い城壁のある海の見える小さな町に着いた。
早速、釣りをしようというパパの提案で、海岸へ出たら、海がきれいだ
った。
結局のところ、全然釣れなかった。

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その後、知らない街をぶらぶら歩いてみた。
パン屋の角を曲がるとき、焼きたてのパンの匂いがして、
パパとぼくは、お腹が空いていることを急に思い出した。
全てが、大まかで、のんびりムードの2人だった。
パンを抱えて、美術館の前の広場のベンチに座って、
食べたってわけだ。
ゆったり、のんびり、自由にことは進む。

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それから、美術館に入って、誰かの絵を見たんだけど、
どんな絵だったか、上手く思い出せない。
このいい加減さがいいのだろう。目的がないという
ことは、そもそも結果を求められていないということだ。

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美術館の裏手から音楽が鳴り続けている。古ぼけたメリーゴーランドが
回っている。パパは、絶対あれに乗るぞといって、ぼくたちは走り出した。

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美術館とメリーゴーランド。この組み合わせはあり得ない。
どう考えてもミスマッチだ。
アバウトな発想と行動とはこんなものかもしれない。
のんびりで自由っていいもんだなあと思うしかない。

日が暮れて、どっちが一番星を見つけるかカケをした。
それで、もう一度海岸へ戻って・・・見つけたのはパパ。
一体何をカケたのかは、分らないままだ。
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夜になって、車の中で眠った。
パパといれば怖いことなんて何もない。
パパへの根拠のない信頼、これが親子愛なんだろうか。
パパを無条件に信頼する息子を褒めておこう。
オープンカーで、夜、海を見ながら寝る。寒い、怖い
と少しは思うのではないかな。
「あしたかえろうね パパ」
主導権は、パパではなく、ぼくが握っているようだ。

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最後の1ページを除いて、全体に、見開きの4分の3が絵で、
4分の1が白地に文字といった構成だ。全般に空白部分があ
ることで、絵にゆとりがあって緊張感がない。まさに、スト
ーリーにうまく合致した絵の構図だ。ぬくもりのある色合い
がパパとぼくの関係を、そっと包み込むようで、見る者に安
心感を与えるのではないかと思われる。
父の日が間もなくだ。父との関係は信頼関係ということが、
この絵本が示してくれた。
しかし、信頼は、何を根拠とするかで、成否が決まってくる
ことも忘れてはいけないだろう。

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# by ehondamari | 2023-06-08 12:54 | Comments(2)

無常という事



最近、病院へ行くことが、多くなり、常態化している。
その待ち時間も尋常ではなく、精神的にも良くない状況だ。
硬い椅子に座って、いつ来るかわからない順番に耐えていると、
臀部と腰が相当痛くなり、付き添いなのだが、次は自分の番か
と、考えなくてもいいことを考えてしまう。

その待ち時間で、随分前に読んだ、小林秀雄『モオツァルト・無常
という事』新潮文庫を読み直している。
無常とは何か、何度も読んで、反芻するのだが、未だに十分わかっ
たという実感はない。
断片的に見て、小林氏は、「・・・生きている人間とは、人間にな
りつつある一種の動物かな」という言葉が書かれている。
この考え方には、十分納得できるものがある。
「多くの歴史家が、一種の動物に止まるのは、頭を記憶で一杯にし
ているので、心を虚しくして思い出す事が出来ないからではあるま
いか」と述べている。これにもなるほどと頷いてしまう。
「・・・この世は無常とは決して仏説という様なものではあるまい。
それは何時如何なる時代でも、人間の置かれる一種の動物的状態で
ある。」
人間という存在は、一種の動物的状態を指すということのようだ。
完全に人間として存在するとは、死んでしまった人間を指すので
あろうか。難しい問題だが、考え続ける価値のある課題だ。

そんなことを考えていた昨日、病院へ行く前に、ゴミ出しに出か
けた。その途中の道に、一匹の蝶が佇んでいるのが目に入った。
そっと羽を持ち、道の外の木に載せようとしたが、すぐ飛び立と
うとする。朝の寒さに耐えられなくなっているのかと思い、ツツ
ジの花が咲いているところまで運び、そこへ置いたが、身動きせ
ず、座ったままだった。

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 この姿を見る限り、我が家に滞留するルリタテハと変わりがない姿だ。
羽を少し広げた時、それが、アカタテハと分かった。

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Webでお借りした写真で、アカタテハの羽根を広げた姿を見て
いただいたい。

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昨夜は、ずーっと雨だったので、どうしたのか今朝散歩に行く途中
未届けに行ったが、すでにその姿はなかった。無事元気を取り戻し
て、飛び立ったと信じたい。
この世は、無常なのだ。
今朝は、雨も上がり、ササユリは開花後、はじめての太陽を浴びた。
それを見ながら、その後の里山のカキノハグサの状態を見に行って
みた。
かろうじて、まだ咲いているのが確認できた。

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次に花を咲かせてくれると、楽しみにしている、イヌショウマを探したが、
らしきものが、一つだけ蕾をつけていた。

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何でもないただの草だが、私には貴重な花だ。
安心して、ホッとした途端に、頭が痛くなり出して、何時も伺う
里山のソバの店で、相変わらずのザルソバをいただいた。
窓辺から見られる、里山のパノラマも見ていただきたい。

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この光景の奥に、私が名付けた風の道という貴重な場所がある。
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里山には、ヤギが2匹飼われているが、通りかかると一所懸命
草を食べていた。ヤギの声をまねて、枯れた声で啼いてみると、
同じような声で、啼いて応えてくれる。彼らに、いつも慰めら
れて、1日の命をいただいている。
まさにこの景色は、いやこの環境は無常だ。

自宅に到着したら、我が家のスミダノハナビというアジサイが
美しい姿で出迎えてくれた。

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# by ehondamari | 2023-06-07 21:09 | Comments(8)

お父さん 元気で早く 帰って来てね



毎日のように天気が変わる。
いかに梅雨はこうゆうもんだだと言われても、これだけ変化の激しい
コロコロ天気には、からだがついてゆけない。完全に天気病だ。
台風3号も発生して、また近ずいて来そう。そんなに気安く近づいて
欲しくない。
夜はよく寝ているはずなのに、昼も眠くて仕方がない。

ついこの前、母の日だったが、今度の日曜日は、父の日だ。
お母さんだけでなく、お父さんもいるところを見せておかないと、忘
れられてしまうから、父の日の絵本も載せておくことにする。

長谷川義史作・絵『おとうさん ぼくね…』 保育社 

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この絵本は、毎日放送(MBS)の番組「ちちんぷいぷい」で、南極へ
山中真アナウンサーが行った時、番組の出演者だった長谷川義史さん
と文通をした中から生まれた絵本ということだ。長谷川さんは、この
番組では、大変な人気者だった。

お父さんが仕事で遠い遠いところへ行った。
ぼくたちは、「おとうさん げんきで はやく かえってきてね」
と言った。

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飛行機に乗っていったら、何回寝ることになるのだろう。
うちのご飯は、お母さんおご飯だけど、飛行機のご飯は、なあに?

お父さんは、地球の裏側に行くのだけど、落ちないで帰って来てよね。

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船が揺れの?僕の心も揺れるよ。

おやすみなさい。おとうさん。
お父さんは、今起きているのかな?寝ているのかな?
その夜、お父さんがペンギンになった夢を見た。

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朝起きると雨。でもうれしい。
お父さん、ぼく、今日卒園するよ
お友達とさよならの歌うたったよ。

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お父さんは、遠く遠くで、ペンギンの歌うたっているかな?

オットセイの親子は、何言っているの?

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クジラのお父さんは、大きな口で、何言っているの?

ぼくたちだって、大きお声で「とうさん おかえりなさい」って
「いいたいよ」

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「はやく かえってきてね おとうさん」
「げんきに かえってきてね おとうさん」
必死で、大きな声で、お父さんが無事で、元気で早く帰ってきて
ほしい気持ちを訴える、ぼくだった。

「おとうさん。ぼくね・・・  いちねんせいになるんだよ。

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子どもにとって、お父さんはいつもスーパースターだ。
ひと時も、お父さんのことを忘れることはない。
だから、お父さんは、子どものことを、ひと時も忘れる
ことは出来ない。
そんな訳で、いつも子どもを愛するお父さんでいて欲しい。
私は、とっくにお父さんを卒業したので、このように偉そ
うに、無責任に言える。実際のところ、今の時代にあって、
子どもに愛されるお父さんであり続けることは、いろんな
意味で、とても大変だと思う。

今回、父の日とのかかわりで、南極観測の話を取り上げた
のは、私自身、第1回南極観測隊が南極へ出航した時、中
学生で、当時の南極船「宗谷丸」の航行の様子を逐一まと
める係りにたった一人選ばれて、苦労したことが、急に思
い出されたので、この絵本を使わせていただいた。

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# by ehondamari | 2023-06-07 17:11 | Comments(2)

絵本で潤いのある生活を楽しむ


by ehondamari